■2023年現在のデジタル画像処理とハードウェアの話

 今回はPC関連用語がずらずら並ぶ面倒なお話です。
そういったものが苦手な方は今回は読み飛ばし推奨です。

天井知らず

 私は撮った写真とか、絵を描いたりとか、デザインをする際にPCでいろんなアプリを使いますが、どれでやるにしても最終的に業界標準と言われるAdobe社のPhotoshopを使います。画像加工の代名詞…というか最近は動詞にもなっている、いわゆるフォトショですね。

以前は保守的な仕様でしたが最近は先進的な機能を積極的に載せています

 使われてる方も多いこの超有名アプリですが、最近(サブスクで最新版を使っておられる方)、動作が重いと感じませんか?
私は…特にAIが導入された辺りからPCの性能不足を感じて、最近は別の重く大きいPCを持ち歩くようになりました。
次で詳しく解説しましょう。

当方の環境

ギリギリ動いてる印象です

 私は何台かPCを使い分けています。
少し前まで出先でのフォトショ用に使っていたのはN社の小型ノート(学生・ビジネスマン向け)で、具体的なスペックは [Ryzen5 5500u], [16GB], [1TBのNVMe]で、Excelやword使ったり、Youtube見たりといった用途では何の不足もありません。そういった用途向けとしてはむしろ高性能でした。

 ただそのPCもここ最近のフォトショに対しては力不足で…加えて写真加工ではLightroom classic、Creative cloudといったセットになっている製品群と一緒に動かす事になりますが、それだけでもうメモリ14GB近くも使われてカツカツです(上画像参照)
不要なタスクをギリギリまで削ってこれなので、少しでも重い処理をすると遅かったり不安定になったりします。
これは無理に高負荷な処理をさせている訳ではなく、ベンダーが普通に想定している使い方かと思いますが…それでも苦しいという状況だったのです。

 しかし毎日持ち運ぶノートはもちろん小型軽量の方が良いので、弄ってみる事にしました。
…が、メインメモリはオンボードで拡張不可、グラフィックも内蔵です。ストレージだけでもと、当初は256GBしかなかった(予備スロットなし)ものを1TBに拡張しましたが、そこまでです。
13インチの小型ノートですし仕方ない部分ですね。
 

ゲーミングPCへ


 そこで自宅であまり使わなくなったゲーミングノートPCを持ち歩く事にしました。
画面サイズが15.6インチと大きくなっただけでなく、本体もACアダプタも数段大きく重くなり、毎日両肩が辛いです。
スペック的には[Core i5-10200H], [32GB],[GTX1650Ti]でゲーミングPCとしてはローエンドなのですが、メモリ量と外付GPUが最新のフォトショには重要らしく、CPUは貧弱ですがサクサク動きます。
 また写真などで必要な作業のRAW現像に関しても、CPU性能が大事だとほんの昨年辺りまでは言われていましたが、AIが絡むようになってGPUの存在が無視できなくなってきました。
 

まとめ

 近頃のアプリのハード側への要求スペックはさらに高くなった印象です。
ほんの少し前まで「通常作業はメモリ8GBで十分、グラフィカルなものでも16GB」という指標がありましたが、今年あたりからそれが崩れてしまったようです。

 一方で負荷の高いAIもクラウドやオンプレミスといった個人の端末外で処理する方法ならばまた話は違ってきますが、細かい条件付けの下で話すとキリがなくなるので今回はざっくりとした内容にしました。
何にせよ、お財布には優しくない時代ですねえ。

 スペックや専門用語だらけのよく分からない記事になってしまいましたね。
また私の主観に基づいた話がほとんどなので、内容が間違っている場合はご容赦下さい。


 

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