■スマホで写真を上手く撮ろう

 以前の記事では一眼カメラとコンパクトなデジカメ、スマホの違いについて書きましたが、
今回はお待ちかね、「ちょっとイイ感じの写真のコツ」についてお話したいと思います。

 これから何回かに分けて記事をご紹介しますが、できる限り専門用語を避け、誰でも理解できる形で進めていきたいと思います。
一通りお読みになっただけで、これまでよりずっと見栄えのする写真が撮れるようになります。ぜひ最後までお付き合い下さい!

ご用意いただくもの

 まず、皆さまお持ちのスマホをご用意下さい。
ここでは一番身近なカメラであるスマホで写真を撮る事にしましょう。

 そのスマホですが、いろんな機種・機能があります。
もちろん最新で高級な機種の方がカメラ機能が充実していて、様々な「選択肢」が増えます。
が、ここではまず基本的な撮り方のご紹介ですので、何も最高級機が必要な訳ではありません。
ひとつ目安を挙げましょう。

 iphoneで言うなら7plus(2016年発売)以降でしょうか。できれば光学2倍や3倍ズームがついたモデルなどであれば言う事なしです。
androidの機種であってもその前後辺りまでは大丈夫です。

スマホカメラの知識

 ここでは少し難しい話をしますので、理解できなくても「フーン」て感じでお読み下さい。
太字のところだけ覚えて頂いても構いません。

 多くのスマホで設定も何もいじらずそのまま写真撮ると、標準のレンズ(iphoneでは1xなどと表記されています)で撮る事になります。工場出荷段階でそういう設定に合わせてあるのです。
これは「1倍」という意味で、細かい事を言うとこの表記には問題があるのですが、世間の多くの人が感覚的に分かりやすいようにそうしているのだと思われます。
そしての多くのスマホのカメラの「1倍」では人間が見るよりも少し広めに写るようになっています。
だから旅先の風景などで「あ、ここいいな!」って思った場所でそのままで撮ると、何となく遠くて小さくて隙間が空いたイマイチな写真になってしまうのです(次のコーナーにあるヘタクソな花の写真がそうです)

この機種は0.5倍から3倍までありますね

 スマホによっては2倍とか3倍もありますが、これは機種によって違います。
そういう機能があると、「いろんな写真が撮りやすい」と大雑把に覚えておいてください。


思い切って大きく撮ろう

 で、カンタンに見栄え良くするコツですが、写したいものに近づいて大きめに撮るのが基本かつ手っ取り早いです。
これは「構図がー」とか「色味がー」云々より、とにかく何を伝えたいかハッキリさせようって事ですね。
そりゃそうです。声が小さくボソボソ言うよりも、大きくハッキリした声で伝える方が分かりやすいです。同じ事ですね。
まずここにダメ写真を挙げてみます。

 これは当スタジオ近くの川沿いに咲いてるランタナです。
「あ、花!」と思ったので、花にスマホを向けて、立ったままでカメラのシャッターを切りました。
でも写真アプリで見返すと、いろんな植物が写り込んでどれをメインに写したいのか分からないですし、地面や他の要らないものもあってなんだかゴチャゴチャ過ぎます。おかげで雑な印象になってしまってますね。
あなたも普段こんな写真を撮っちゃってませんか?

 次に、その時に撮った別の写真を挙げてみましょう。
もちろん同じスマホで、撮る角度やカメラの設定を変えました。

  どうでしょうか?同じ被写体でもまるで別物ですね?
撮りたい花の前後を大きくボカして邪魔をしないようにしたので、花がとても目立つ写真となりました。
これはたくさんある撮り方のひとつで、写真だけでなく動画や絵でも使えます。


 ひとまず今回は、撮り方ひとつでどれくらい差が出るか、という点に絞って見ていただきました。
ご参考になったでしょうか?
これからシリーズに分けて、様々な写真の撮り方を解説していきたいと思います。
あなたのウデを上げて、その写真を見るご家族や友達をビックリさせましょう!
お楽しみに!


 

 こちらは明石市にあるA, B型作業所のミューズ明石クロノスさんで、様々な利用者さんが各人の能力を活かす形で楽しく働いておられます。興味のある方はぜひ覗いてみて下さい。

error: Content is protected !!
テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました